ベクトル解析​/ベクトル のバックアップ差分(No.4)

Unity学習帳2冊目ベクトル解析 / ベクトル のバックアップ差分(No.4)
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3: 2015-03-21 (土) 01:25:27 osinko ソース 4: 2015-03-21 (土) 02:22:41 osinko ソース
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 +TITLE:ベクトルの基礎
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#contents #contents
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通常、ベクトルは大きさと方向を表す。その他にも位置を表す為にベクトルを利用したり、長さを1として方向を表すベクトルとして扱うことも出来る 通常、ベクトルは大きさと方向を表す。その他にも位置を表す為にベクトルを利用したり、長さを1として方向を表すベクトルとして扱うことも出来る
-ベクトルの長さは「三平方の定理」により成分の二乗の和の平方根\(\sqrt { { x }^{ 2 }+y^{ 2 }{ +z }^{ 2 } } \)で計算できる +ベクトルの長さは「[[高校数学/三平方の定理]]」により成分の二乗の和の平方根\(\sqrt { { x }^{ 2 }+y^{ 2 }{ +z }^{ 2 } } \)で計算できる 
-これをベクトルの大きさ絶対値と呼び\(\left| \mathbf{r} \right|\)と書いたり、単に\(r\)と表す +これをベクトルの大きさ絶対値と呼び\(\left| \mathbf{r} \right|\)と書いたり、単にrと表す 
-(\(r\)は細字になっていることに留意。これはベクトルではない。量を表すスカラーになっている)+(rは細字になっていることに留意。これはベクトルではない。量を表すスカラーになっている)
&font(Red){長さを1とした方向を表すベクトルを「正規化(normalized)されたベクトル」。単位ベクトルと呼ぶ。};長さを1にするとはどういったものであるか? &font(Red){長さを1とした方向を表すベクトルを「正規化(normalized)されたベクトル」。単位ベクトルと呼ぶ。};長さを1にするとはどういったものであるか?
-それは位置ベクトル\(\mathbf{r}\)を大きさ\(r\)で割ったものになる。この単位ベクトルを\(\mathbf{e}\)とした時、+それは位置ベクトル\(\mathbf{r}\)を大きさrで割ったものになる。この単位ベクトルを\(\mathbf{e}\)とした時、
式は  \(\mathbf{e}=\frac{\mathbf{r}}{r}=\frac{\mathbf{r}}{\left| \mathbf{r} \right|}=\left( \begin{matrix} \frac { x }{ \sqrt { { x }^{ 2 }+y^{ 2 }+{ z }^{ 2 } }  }  \\ \frac { y }{ \sqrt { { x }^{ 2 }+y^{ 2 }+{ z }^{ 2 } }  }  \\ \frac { z }{ \sqrt { { x }^{ 2 }+y^{ 2 }+{ z }^{ 2 } }  }  \end{matrix} \right) \)  となる 式は  \(\mathbf{e}=\frac{\mathbf{r}}{r}=\frac{\mathbf{r}}{\left| \mathbf{r} \right|}=\left( \begin{matrix} \frac { x }{ \sqrt { { x }^{ 2 }+y^{ 2 }+{ z }^{ 2 } }  }  \\ \frac { y }{ \sqrt { { x }^{ 2 }+y^{ 2 }+{ z }^{ 2 } }  }  \\ \frac { z }{ \sqrt { { x }^{ 2 }+y^{ 2 }+{ z }^{ 2 } }  }  \end{matrix} \right) \)  となる
単位ベクトル\(\mathbf{e}\)は\(\mathbf{r}\)から長さの情報を無くしたものなので純粋にベクトル\(\mathbf{r}\)の方向を表したものとなる 単位ベクトル\(\mathbf{e}\)は\(\mathbf{r}\)から長さの情報を無くしたものなので純粋にベクトル\(\mathbf{r}\)の方向を表したものとなる
-この大きさ\(r\)と方向\(\mathbf{e}\)を掛け合わせると再び元のベクトル\(\mathbf{r}\)に復元できる。非常に当たり前のことだがこのような考え方をするのが大事+この大きさrと方向\(\mathbf{e}\)を掛け合わせると再び元のベクトル\(\mathbf{r}\)に復元できる。非常に当たり前のことだがこのような考え方をするのが大事
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     Vector3 ez = Vector3.forward;      Vector3 ez = Vector3.forward;
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