微積分と物理​/論理 のバックアップ差分(No.7)

Unity学習帳2冊目微積分と物理 / 論理 のバックアップ差分(No.7)
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6: 2015-07-25 (土) 23:14:56 osinko ソース 7: 2015-07-30 (木) 00:17:28 osinko ソース
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<論理式の論理結合子の紹介> <論理式の論理結合子の紹介>
-|かつ|\(\wedge\) |conjunction| +|かつ|\(\wedge\) |conjunction|&&
-|または|\(\vee\) |disjunction| +|または|\(\vee\) |disjunction|||
-|もし~ならば|\(\rightarrow\) |conditional| +|もし~ならば|\(\rightarrow\) |conditional|
-|でない|\(\neg\) |negation| +|でない|\(\neg\) |negation|!=|
 +例として上記の論理結合子と単純化した命題を使って以下の論証を変換してみる
<論証> <論証>
-(1)マリオは今ジャンプをしているか走っている +(1)マリオは今ジャンプをしているか今走っている 
-(2)マリオが今ジャンプしているならばクッパも今ジャンプする+(2)マリオが今ジャンプしているならばクッパは今ジャンプする
(3)クッパは今ジャンプしていない (3)クッパは今ジャンプしていない
 ------------------------------------------------------  ------------------------------------------------------
(4)マリオは今走っている (4)マリオは今走っている
 +まず「マリオは今走っている」という命題を文字\(P\)に置き換える
 +<論証>
 +(1)マリオは今ジャンプをしている&font(Red){か};\(P\)
 +(2)マリオが今ジャンプしているならばクッパは今ジャンプする
 +(3)クッパは今ジャンプしていない
 + ------------------------------------------------------
 +(4)\(P\)
 +
 +次に赤字部分の「か」を同じ意味になる「または」に書き換える
 +「クッパは今ジャンプする」を\(Q\)に置き換える
 +「マリオは今ジャンプしている」を\(R\)に置き換える
 +
 +<論証>
 +(1)\(R\)&font(Red){または};\(P\)
 +(2)\(R\)&font(Red){ならば};\(Q\)
 +(3)\(Q\)&font(Red){でない};
 + ------------------------------------------------------
 +(4)\(P\)
 +
 +赤字の部分は論理結合子に置き換える事が出来る
 +
 +<論証>
 +(1)\(R \vee P\)
 +(2)\(R \rightarrow Q\)
 +(3)\(Q \neg \)
 + ------------------------------------------------------
 +(4)\(P\)
 +この様に論証はコンテンツを剥ぎ取られ記号化される。この状態を論理式という
-論証の妥当性をはっきりさせる為に論理学では内容を抽象化して形式のみに注目できる形にして論理定項の振る舞いを検証し論証の妥当性をハッキリさせる+論証の妥当性をはっきりさせる為に論理学では内容を抽象化して&font(Red){形式のみに注目できる形};にして論理定項の振る舞いを検証し論証の妥当性をハッキリさせる
(何故、記号化するのか?:自然言語では命題の論理形式が文法によって意味が覆い隠されることがあるから) (何故、記号化するのか?:自然言語では命題の論理形式が文法によって意味が覆い隠されることがあるから)
 +(補足:これはゲームのアルゴリズム、特に敵の動きや思考パターンを作る時に重要な考え方になってくる)
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