ベクトル解析​/ベクトル のバックアップの現在との差分(No.3)

Unity学習帳2冊目ベクトル解析 / ベクトル のバックアップの現在との差分(No.3)
« Prev  Next »
3: 2015-03-21 (土) 01:25:27 osinko ソース 現: 2015-03-30 (月) 01:23:14 osinko ソース
Line 1: Line 1:
 +TITLE:ベクトルの基礎
#jsmath #jsmath
#contents #contents
Line 12: Line 13:
添え字表現では \({\mathbf {r} }_{ 0 }=\left( \begin{matrix} { x }_{ 0 } \\ { y }_{ 0 } \\ { z }_{ 0 } \end{matrix} \right) \quad ,\quad {\mathbf { r} }_{ 1 }=\left( \begin{matrix} { x }_{ 1 } \\ { y }_{ 1 } \\ { z }_{ 1 } \end{matrix} \right) \quad ,\quad {\mathbf { r }}_{ 2 }=\left( \begin{matrix} { x }_{ 2 } \\ { y }_{ 2 } \\ { z }_{ 2 } \end{matrix} \right)  \) となる 添え字表現では \({\mathbf {r} }_{ 0 }=\left( \begin{matrix} { x }_{ 0 } \\ { y }_{ 0 } \\ { z }_{ 0 } \end{matrix} \right) \quad ,\quad {\mathbf { r} }_{ 1 }=\left( \begin{matrix} { x }_{ 1 } \\ { y }_{ 1 } \\ { z }_{ 1 } \end{matrix} \right) \quad ,\quad {\mathbf { r }}_{ 2 }=\left( \begin{matrix} { x }_{ 2 } \\ { y }_{ 2 } \\ { z }_{ 2 } \end{matrix} \right)  \) となる
-点Oから点Pまでを\(\overline { OP }\)としてベクトルを表す事もある。この2点の位置をベクトルの添え字を使って\(\mathbf{ r }_{ o }\)\(\mathbf{ r }_{ p }\)と表すこともできる+点Oから点Pまでのベクトルを\(\overrightarrow { OP } \)と表し距離を\(\left| \overrightarrow { OP } \right| \)と表す。等号を使って\(\overrightarrow { OP } = \mathbf{ r }_{ p }\)(Pへ向かうベクトル)と表す事も出来る
<unityコード例> <unityコード例>
Line 26: Line 27:
     Vector3 p = Vector3.up;      Vector3 p = Vector3.up;
-     Vector3 op = p - o;+     Vector3 rp = p - o;
}} }}
Line 33: Line 34:
通常、ベクトルは大きさと方向を表す。その他にも位置を表す為にベクトルを利用したり、長さを1として方向を表すベクトルとして扱うことも出来る 通常、ベクトルは大きさと方向を表す。その他にも位置を表す為にベクトルを利用したり、長さを1として方向を表すベクトルとして扱うことも出来る
-ベクトルの長さは「三平方の定理」により成分の二乗の和の平方根\(\sqrt { { x }^{ 2 }+y^{ 2 }{ +z }^{ 2 } } \)で計算できる +ベクトルの長さは「[[高校数学/三平方の定理]]」の原理により成分の二乗の和の平方根\(\sqrt { { x }^{ 2 }+y^{ 2 }{ +z }^{ 2 } } \)で計算できる
-これをベクトルの大きさ絶対値と呼び\(\left| \mathbf{r} \right|\)と書いたり、単に\(r\)と表す +
-(\(r\)は細字になっていることに留意。これはベクトルではない。量を表すスカラーになっている)+
 +\(r=\left| \mathbf{r} \right| = \sqrt { { x }^{ 2 }+y^{ 2 }{ +z }^{ 2 } } \)
 +
 +&font(Red){これをベクトルの大きさ絶対値と呼び\(\left| \mathbf{r} \right|\)と書いたり、単にrと表す};
 +(rは細字になっていることに留意。これはベクトルではない。量を表すスカラーになっている)
&font(Red){長さを1とした方向を表すベクトルを「正規化(normalized)されたベクトル」。単位ベクトルと呼ぶ。};長さを1にするとはどういったものであるか? &font(Red){長さを1とした方向を表すベクトルを「正規化(normalized)されたベクトル」。単位ベクトルと呼ぶ。};長さを1にするとはどういったものであるか?
-それは位置ベクトル\(\mathbf{r}\)を大きさ\(r\)で割ったものになる。この単位ベクトルを\(\mathbf{e}\)とした時、+それは位置ベクトル\(\mathbf{r}\)を大きさrで割ったものになる。この単位ベクトルを\(\mathbf{e}\)とした時、
式は  \(\mathbf{e}=\frac{\mathbf{r}}{r}=\frac{\mathbf{r}}{\left| \mathbf{r} \right|}=\left( \begin{matrix} \frac { x }{ \sqrt { { x }^{ 2 }+y^{ 2 }+{ z }^{ 2 } }  }  \\ \frac { y }{ \sqrt { { x }^{ 2 }+y^{ 2 }+{ z }^{ 2 } }  }  \\ \frac { z }{ \sqrt { { x }^{ 2 }+y^{ 2 }+{ z }^{ 2 } }  }  \end{matrix} \right) \)  となる 式は  \(\mathbf{e}=\frac{\mathbf{r}}{r}=\frac{\mathbf{r}}{\left| \mathbf{r} \right|}=\left( \begin{matrix} \frac { x }{ \sqrt { { x }^{ 2 }+y^{ 2 }+{ z }^{ 2 } }  }  \\ \frac { y }{ \sqrt { { x }^{ 2 }+y^{ 2 }+{ z }^{ 2 } }  }  \\ \frac { z }{ \sqrt { { x }^{ 2 }+y^{ 2 }+{ z }^{ 2 } }  }  \end{matrix} \right) \)  となる
単位ベクトル\(\mathbf{e}\)は\(\mathbf{r}\)から長さの情報を無くしたものなので純粋にベクトル\(\mathbf{r}\)の方向を表したものとなる 単位ベクトル\(\mathbf{e}\)は\(\mathbf{r}\)から長さの情報を無くしたものなので純粋にベクトル\(\mathbf{r}\)の方向を表したものとなる
-この大きさ\(r\)と方向\(\mathbf{e}\)を掛け合わせると再び元のベクトル\(\mathbf{r}\)に復元できる。非常に当たり前のことだがこのような考え方をするのが大事+この大きさrと方向\(\mathbf{e}\)を掛け合わせると再び元のベクトル\(\mathbf{r}\)に復元できる。非常に当たり前のことだがこのような考え方をするのが大事
#code(csharp){{ #code(csharp){{
Line 70: Line 73:
     Vector3 ez = Vector3.forward;      Vector3 ez = Vector3.forward;
}} }}
 +
 +
 +#navi
« Prev  Next »


トップ   差分 バックアップ 複製 名前変更 リロード   ページ新規作成 全ページ一覧 単語検索 最新ページの一覧   ヘルプ   最新ページのRSS 1.0 最新ページのRSS 2.0 最新ページのRSS Atom