確率と統計​/二項分布の追加検証 のバックアップ差分(No.2)

Unity学習帳2冊目確率と統計 / 二項分布の追加検証 のバックアップ差分(No.2)
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1: 2016-03-24 (木) 00:04:07 osinko ソース 2: 2016-03-24 (木) 01:28:55 osinko ソース
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#jsmath #jsmath
-***二項分布の検証 [#e9de07bf]+**二項分布の追加検証 [#e9de07bf] 
 +資料:数学ガール 乱択アルゴリズムP162 
 + 
 +二項分布の動きを細かく見てみる。二項分布の定義は以下になる 
 + 
 +\({ P }_{ n }\left( k \right) =\left( \begin{matrix} n \\ k \end{matrix} \right) { p }^{ k }{ q }^{ n-k }\) 
 + 
 +***caseA [#dca051ad] 
 +表が出る確率50% (0.5)で裏が出る確率50% (0.5)のコインを\(n=3\)回投げる 
 +表が\(k=2\)回出る確率\({ P }_{ 3 }\left( 2 \right) \)を求めよ 
 + 
 +\({ P }_{ 3 }\left( 2 \right) =\left( \begin{matrix} 3 \\ 2 \end{matrix} \right) { \cdot (0.5) }^{ 2 }\cdot (0.5)^{ 3-2 }\\ =3{ \quad \cdot \quad 0.5 }^{ 2 }\quad \cdot \quad 0.5\\ =0.375\quad \Rightarrow \quad 37.5\% \) 
 +&ref(prob4.png); 
 +この図はコインの出る可能性を樹形図として表したもので、表が2回、裏が1回出るときの経路が3本ある事が分かる図となっている 
 +二項分布の定義内にあるコンビネーションの計算式はこの3本の経路であることが分かる 
 + 
 +各経路の確率は0.5の3乗であり、&font(Red){これら3本が足し算されている(確率の和)}; 
 +//インディケータ確率変数が1になる確率が3回足し算されている(資料:数学ガール 乱択アルゴリズムP168) 
 +次に式を少しだけ難しくしてみる 
 + 
 +***caseB [#ka6522bc] 
 +表が出る確率60% (0.6)で裏が出る確率40% (0.4)のコインを\(n=3\)回投げる 
 +表が\(k=2\)回出る確率\({ P }_{ 3 }\left( 2 \right) \)を求めよ 
 +\({ P }_{ 3 }\left( 2 \right) =\left( \begin{matrix} 3 \\ 2 \end{matrix} \right) { \cdot (0.6) }^{ 2 }\cdot (0.4)^{ 3-2 }\\ =3{ \quad \cdot \quad 0.6 }^{ 2 }\quad \cdot \quad 0.4\\ =0.432\quad \Rightarrow \quad 43.2\%\) 
 +&ref(prob5.png); 
 +図を見ればわかるが、3本の経路それぞれが順番は変わるが「表2回裏1回の確率の掛け算」になっている。経路数はコンビネーションの3本 
 + 
 +上の経路から 
 +\(表0.6\times 表0.6\times 裏0.4\\ 表0.6\times 裏0.4\times 表0.6\\ 裏0.4\times 表0.6\times 表0.6\) 
 +各経路の確率は0.6の2乗×0.4の1乗であり、&font(Red){これら3本が足し算されている(確率の和)}; 美しい・・・ 
 + 
 +次に確率変数の期待値を見てみる 
 + 
 +***caseC [#i6d59e44] 
 +表が出る確率60% (0.6)で裏が出る確率40% (0.4)のコインを\(n=3\)回投げる 
 +このとき、表が出る回数の期待値を求めよ 
 + 
 +表が出る回数を確率変数\(X\)として\(n=3\)の場合について\(X\)の期待値を求める
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