イプシロンデルタ_メモ3 のバックアップ差分(No.2)

Unity学習帳2冊目イプシロンデルタ_メモ3 のバックアップ差分(No.2)
« Prev  Next »
1: 2016-11-13 (日) 22:03:30 osinko ソース 2: 2016-11-14 (月) 01:03:47 osinko ソース
Line 2: Line 2:
#jsmath #jsmath
-**結局、εとδは何を意味しているのか? [#qdd60be2]+(もうちょっとまともな文章にする)
-εが無限に小さくなっていく値を表す変数だとハッキリしている。 +***結局、εとδは何を意味しているのか? [#qdd60be2]
-ではδは?+
-関数の極限を考えた場合、\left| f\left( x \right) -\alpha  \right| <\varepsilon なので\varepsilon を基準に\delta の値を作ると考えるとf\left( b\pm \delta  \right) \simeq \pm \varepsilon としてg\left( \alpha \pm \varepsilon  \right) \simeq \pm \delta のような逆関数の近似を作れば良いと考えられる。この\varepsilon \delta でxとf\left( x \right) を包囲、挟み撃ちしてしまう訳だが、必ずしも\delta が\varepsilon の逆関数でなければならない法律はない。もっと\dot { 適 } \dot { 当 } \exists 」・・・(テキトー)で良い。「\varepsilon \delta の論理式の条件を満たせば極限は動く」と考えた方が楽らしい?+結局、εとδは何を意味しているのだろう? ここで関数の極限を見直して考えてみる 
 + 
 +関数の極限の収束は以下の論理式になる 
 +\(\lim _{ x\rightarrow b }{ \quad f\left( x \right)  } =\alpha \\ \forall \varepsilon >0\quad \exists \delta >0\quad (\quad \delta >\left| x-b \right| >0\quad \Rightarrow \quad \left| f\left( x \right) -\alpha  \right| <\varepsilon \quad )\\ \quad \Leftrightarrow \quad \forall \varepsilon >0\quad \exists \delta >0\quad (\quad (b-\delta <x<b+\delta \quad \wedge \quad x≠b)\quad \Rightarrow \quad \alpha -\varepsilon <f\left( x \right) <\alpha +\varepsilon \quad )\quad )\) 
 + 
 +&font(Red){\(\varepsilon\)は無限に小さくなっていく値を表す変数である(しかし、決して0にはならない)}; 
 +では\(\delta\)は? 
 + 
 +\(関数の極限の収束を考えた場合、\left| f\left( x \right) -\alpha  \right| <\varepsilon なので\varepsilon を基準に\delta の値を作ると考えるとf\left( b\pm \delta  \right) \simeq \pm \varepsilon としてg\left( \alpha \pm \varepsilon  \right) \simeq \pm \delta のような逆関数の近似を作れば良いと考えられる\) 
 +\(この\varepsilon \delta でxとf\left( x \right) を包囲、挟み撃ちしてしまう訳だが、必ずしも\delta が\varepsilon の逆関数である必要はない\) 
 +\(ここで論理式に注目すると\deltaは「\exists \delta >0」と指定されている。「\exists(ターンイー)」は存在量化子と呼ばれる論理記号で日本語では「適当な値が存在する」と訳される。この場合、「0より大きな適当な値 \delta」 が存在するとなる\) 
 +\(この場合\deltaは「\varepsilon \delta の論理式の条件を満たせば極限は動く」と考え、本当に\dot { 適 } \dot { 当 } (テキトー)な値で良い。\
 +\(\delta\)は条件さえ満たせば、どんな形でも良いものだという事になっている 
 + 
 +***無限というものの根拠 [#pcfbce49] 
 + 
 +TODO 
 + 
 +この極限という機関の動力は無限に小さくなっていくεをガソリンにしている。その構造的根拠は数学的帰納で担保されている([[微積分と物理/数学的帰納]])。数学的帰納は以下の論理式で定義されている 
 + 
 +自然数\(n\in\mathbb{N}\) に依存する命題 \(p(n)\) に対して 
 + 
 +\( (\quad (p(1))\quad \wedge \quad (\quad (\forall k\in \mathbb{N})\quad (p(k)\Rightarrow p(k+1))\quad )\quad )\quad \Rightarrow \quad (\quad (\forall n\in \mathbb{N})\quad (p(n))\quad )\) 
 + 
 +が成り立つ。数学的帰納法が成り立つ最低条件がこれとなっている 
 + 
 ++数列の初期値(この場合\(n=1\))が関数\(P(1)\)で成り立つ事を示している 
 ++任意の自然数\(k\)に対して\(p(k) ⇒ p(k+1)\)が成り立つ事を示す。これは離散的に連続するすべての自然数を入力とした関数が同じ性質を持っている事を示している 
 +//(\(p(k)\)は仮定。\(p(k+1)\)が証明) 
 ++1.2.が同時に成り立つ事が示せることから任意の自然数\(n\)について\(p(n)\)が成り立つ事を結論づける 
 + 
 +***ニュートンラフソンの極限、εδの観察 [#v58aab31]
« Prev  Next »


トップ   差分 バックアップ 複製 名前変更 リロード   ページ新規作成 全ページ一覧 単語検索 最新ページの一覧   ヘルプ   最新ページのRSS 1.0 最新ページのRSS 2.0 最新ページのRSS Atom